ドゥ・マゴで逢いましょう2000

今年も東京国際映画祭の季節がやってきた。

今年の目玉は、王家衛、楊徳昌、張藝謀という港台中の大物の新作が揃って観られること。
しかし実はどれも公開が決まっている。
「ここで観ておかなくては」という意味での期待の作品は、残念ながらない。
(私としては“天馬茶房”などを期待したのだが。)

今年のニュースとしては、ニッポン・シネマ・クラシックの再開と、特別協賛企画の香港映画祭がある。
しかしながら、どちらも期待はずれなラインナップだ。
ニッポン・シネマ・クラシックはドキュメンタリー特集で、それはいいのだが、
あまりクラシックではなく、観たい作品もない。
(私としては“戦ふ兵隊”などを期待したのだが。)
香港映画祭は、新作中心、スター中心の商業性の強い内容である。
(私としては“女人心”(關錦鵬)、“父子情”(方育平)などを期待したのだが。
香港観光協会主催だから期待する方がバカだったか…。)
ファンタも冴えない内容だが、ファンタの雰囲気が苦手な私としては、行かなくて済むのが嬉しい。

そんなわけで、今年の鑑賞予定は13本。
5日間集中の多忙な日程なので、ドゥ・マゴでショコラをすすっている暇はあまりなさそうだ。
それでは皆さん、鬚鬍張魯肉飯で逢いましょう。

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